
SQLにおいて、データ操作言語(DML)で最も使われる、
SELECT文について、かんたん解説していきます。
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SELECT文とは
SELECT文とは、データベースから特定のデータを取得するためのSQLの構文です。
SELECT文で基本な3つの「句」
SELECT文では、さまざまな「句」を使用して、データベースからデータを取得します。
以下が、SELECT文で主に使う3つの「句」です。
- SELECT句:取得したい値を指定
- FROM句:どこ(テーブル)からデータを取得するか指定
- WHERE句:取得するときの条件を指定
SELECT文の使用例を見ていこう
以下のような【FRUIT】テーブルを用意しました。
fruitname | price | name |
りんご | 100 | タナカ |
バナナ | 200 | ヤマダ |
みかん | 300 | ハヤシ |
ここから、SELECT文でデータを取得していきます。
それぞれのコードに対して、どのようなデータが取れるかをその下に記載しています。
例① SELECT句、FROM句を用いて取得(一つのカラム)
[フルーツテーブル]から「フルーツ名」を取得したい場合、以下のような
Select文を記述します。
SELECT
fruitname
FROM
fruit
⇓(上記コードの結果)
fruitname |
りんご |
バナナ |
みかん |
例② SELECT句、FROM句を用いて取得(複数のカラム)
複数の値を取得したい場合は、「,」カンマを使用して区切ります。
[フルーツテーブル]から「フルーツ名」、「金額」を取得したい場合、以下のような
Select文を記述します。
SELECT
fruitname, price
FROM
fruit
⇓(上記コードの結果)
fruitname | price |
りんご | 100 |
バナナ | 200 |
みかん | 300 |
例③ WHERE句を用いて条件をしていして取得(全てのカラム)
条件を指定する場合は、「WHERE句」を使用します。
今回は「金額」が「200」の条件に合うデータを、すべてのカラムを表示させるよう記述しています。
SELECT
fruitname,price,name
FROM
fruit
WHERE
price = 200
⇓(上記コードの結果)
fruitname | price | name |
バナナ | 200 | ヤマダ |
ちなみに、以下のように
「*」アスタリスクを使用すると、そのテーブルの全項目(全カラム)を取得することができます。
使用しているシステムによって、この「*」が使えない場合があるので注意が必要です。
SELECT
*
FROM
fruit
WHERE
price = 200