
この時期になると、「新しく何か勉強したい」なんて思う人も多いはず。
でも、なかなか集中して勉強することは、難しいですよね?
そんな「勉強したいけど集中できない!」、「続かない!」
という人へ向けて本書「やばい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45」をおすすめしたいと思います。
Contents
やばい集中力
著者について
本書[やばい集中力]の作者、鈴木祐は新進気鋭のサイエンスライター。出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者、専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアをテーマとした書籍や雑誌の執筆を手掛ける。
本書より
本書の要点
人間の脳には2つの力がある。
「獣」(本能。超パワー。省エネ。難しいのが嫌い。いにしえの力。)
「調教師」(理性。非力。大飯食らい。論理的。最近できた力。)
この2つのシステムをうまく使いこなすことができれば、集中力を今よりも大幅にUPさせることができる。
本書の要約まとめ
MIND食事法:脳の劣化を防ぐために開発された食事法

MIND食事法の3つのルール
・脳に良い食品を増やす。
・脳に悪い食品を減らす
・カロリー制限はしない。
1日分の食事目安
下の項目の食事を目安にするといいとのこと。
また、7割くらい守れば効果があるようです。
- 全粒穀物/ベリー類=握りこぶし1個分くらい
- 葉物野菜/その他の野菜(生野菜の場合)=両方の手のひらにのるくらい
- 鶏肉/魚介類/豆類=片方の手のひらにのるくらい
- ナッツ類/オリーブオイル=親指くらい
仕事が捗る「マイ儀式」づくり

自分だけの「マイ儀式」を決めると作業がはかどるとのことです。以下の項目を実践してみましょう。
・「この動作をしたら大事な作業に取り組む」と決めておく
・決めた手順を何度も繰り返す
「理想の自分」に近づくには

「理想の自分」へ軌道修正していくことの難しさは、本書でも述べられています。
以下の項目を意識すると、「理想の自分」へ近づくことを助けてくれます。
ステレオタイピング
・タスクに取り掛かる前に、少しの間、優秀な人物を思い浮かべる。すると、それに伴った行動をするようになる。
ジョブチェンジング
・自分にあらたな「肩書」をつける。
指示的セルフトーク
・あくまで作業についてセルフトーク。
✖「自分はできる」○「なぜこの問題ができないのか、手順が違うのか」
デジタルの制御

自分の周りのデジタル環境からでも、集中力UPを助けてくれます。
・歌詞付きの音楽は聞かない。
・外交的な人→音楽
・内向的な人→自然の音
・一つ仕事が終わったら、いつも聞いている音楽を聞く
感情を切り離す

ムード・スコアリング
ムードスコアリングとは、大事な作業の最中に、集中力が切れたとき、自分の感情を採点することです。
自分を無理やりコントロールしようとしないで、淡々と感情を採点することがいいとされています。
本書で紹介している、4つの休憩方法
・短時間の休憩を仕事の合間に挟む
・難しい業務の合間に、かんたんなタスクを挟む
・休憩に10分歩く
・息が荒くなるほどの運動を行う。難しいことを考えることが困難になるため。
本書では、人間の本能と理性についてわかりやすく解説されています。その本能と理性をうまく利用し自分の「集中力」を最大限に上げていこうというのを学ぶことができる1冊になっています。
気になる人は、ぜひ本書をみてもらいたいです。
仕事、勉強といろいろな場面で必要となる「集中力」を自分でうまくマネジメントできればより豊かな人生になるでしょう。